【卓球用語】サイバーシェイプとは?|六角形のラケットにはどんな意味がある?
- 公開日
- 2026.10.31
- 更新日
- 2026.10.24
卓球の試合で、六角形のようなラケットを見たことはありませんか?
代表的なのが、STIGA(スティガ)の「サイバーシェイプ」です。
見た目が特徴的ですが、単に目立つためのデザインではありません。ボールを打つ位置などを考えて開発された形です。
サイバーシェイプとは?
サイバーシェイプは、STIGAが開発した、六角形を特徴とするラケットのシリーズです。
一般的なシェークハンドのラケットは楕円形ですが、サイバーシェイプには直線的な辺と角があります。
スウェーデンのトルルス・モーレゴード選手の使用でも知られています。
なお、サイバーシェイプはラバーの名前ではありません。ラバーを貼る土台となる「ブレード」の形に特徴があります。
なぜ六角形にしたの?
STIGAは、多くの選手がラケットの先端側でボールを打つことに着目し、その部分の打撃エリアを広げたと説明しています。
メーカーによると、従来の楕円形との比較で、打撃エリアはシェークハンドで約11%、中国式ペンホルダーで約9%大きくなっています。
また、スイートスポットを広げ、先端側へ配置することも開発の狙いです。
スイートスポットとは、簡単にいえば、安定した打球感や反発を得やすい範囲のことです。
※数値はSTIGAの調査によるもので、すべてのラケットとの比較や、誰もが同じ効果を得られることを示すものではありません。
台上プレーも考えられている
直線的な辺にも、設計上の狙いがあります。
STIGAは、楕円形に比べて、ラケットの広い範囲を台面に近づけられると説明しています。
低い位置でボールを捉える台上プレーなどを考えた形でもあるのです。
ただし、形を変えるだけで台上技術が身につくわけではありません。構えや打点、ラケットの角度を調整する練習は必要です。

六角形でもルール違反にならない?
卓球のラケットは、丸くなければならないわけではありません。
日本卓球ルールでは、ラケットの大きさ・形・重量は自由とされています。そのため、六角形という理由だけで違反になることはありません。
ただし、ラケット本体が平らで硬いことや、厚さの85%以上が天然木であることなど、別の条件があります。
国内大会では、公認などの使用条件も確認が必要です。「形が自由だから、どんなラケットでも使える」という意味ではありません。
同じ形でも、打球感は同じではない
サイバーシェイプには、木材合板のモデルや、カーボンなどの特殊素材を組み合わせたモデルがあります。
同じ六角形でも、素材や構成によって、弾み方や打球感は変わります。
選ぶときは、形だけでなく、重さ、弾み、握りやすさ、使用するラバーとの組み合わせも確認しましょう。
プチ情報|切ったラバーの流用には注意
楕円形のラケットに合わせて切ったラバーは、サイバーシェイプに貼ると、角や先端を覆えない場合があります。
ラバーは原則としてブレードの全面を覆う必要があるため、貼り替え時には形が合うか確認しましょう。
サイバーシェイプは、「卓球のラケットは丸いもの」というイメージを変えてくれる用具です。試合を見るときも、形に込められた工夫に注目すると、楽しみ方が広がります。