【卓球ルール】ラバーが2mm欠けたら違反?|はみ出しや表面の傷にも注意
- 公開日
- 2026.10.26
- 更新日
- 2026.10.24
ラバーの端が欠けたとき、「このまま試合で使ってよいの?」と迷うことはありませんか?
実は、欠けだけでなく、ラケットの縁からラバーがはみ出している場合も注意が必要です。
今回は、日本卓球ルールと『卓球競技の審判方法/審判員の手引き 2025年改訂版』を参考に、ラバーの状態に関する決まりを紹介します。
欠けだけでなく、はみ出しも注意
ラケットの木の部分を「ブレード」といいます。
ラバーは原則としてブレードの全面を覆い、その縁より外にはみ出さないことが求められます。ただし、柄に近い、指で握る部分には例外があります。
つまり、小さく切りすぎたり、欠けたりして木の部分が露出している場合だけでなく、大きく切りすぎてはみ出している場合も確認が必要です。
「2mm」は、外周についての目安
『審判員の手引き』5.1.1では、外周の多少のずれに許容範囲があることを説明し、「±2mm」を一つの目安として示しています。
これは、ブレードの縁に対して、ラバーが内側に覆い足りない場合と、外側にはみ出している場合の両方に関係します。
ただし、許容範囲を決めるのは審判長です。
「2mm以上なら必ず違反」「2mm以内なら必ず使える」という一律の基準ではありません。また、中央の傷や穴に当てはめる数字でもありません。
中央の傷や、粒の欠けにも決まりがある
打球面のラバーや接着剤などの層には、連続していて、厚さが均一であることが求められます。
摩耗や偶発的な損傷による小さな不均一などは、表面の特性を著しく変えない範囲で認められる場合がありますが、傷の位置や範囲、弾み方への影響が関係します。
| 状態 | 確認するポイント |
|---|---|
| 外周の欠け・はみ出し | ブレードの縁とのずれ |
| 中央の穴・亀裂 | 表面の連続性や弾み方への影響 |
| 浮き・はがれ | 厚さや弾み方の不均一 |
| 表ラバー・粒高の粒の欠け | 粒の均一性や打球への影響 |
『審判員の手引き』5.4.1でも、表面の連続性が失われたり、粒が均一でなくなったりする場合に触れています。
ただし、この記述だけで「粒が1本欠けたら必ず違反」「何本までなら大丈夫」と決めることはできません。

試合中に傷んだら、まず審判員に確認
試合開始時に問題がなくても、途中の損傷で使用できなくなる場合があります。
自分が気にしなくても、傷んだ部分によって予測しにくい弾み方が生じれば、相手にも影響します。
また、試合中のラケット交換は、原則として偶発的な損傷で使用できないほど傷んだ場合に限られます。勝手に交換せず、まず審判員へ伝えましょう。
健康づくりや、試合に出ない方は?
健康維持や交流を目的に楽しんでいて、試合に出ないのであれば、大会と同じように数mmの違いまで厳密に気にする必要はないでしょう。
小さな欠けがあるだけで、すぐに買い替えなければならないわけではありません。
ただし、はがれや傷みで打ちにくくなったり、弾み方が不安定になったりしている場合は、交換を検討しましょう。
プチ情報|大会に出る前に確認を
地域の小さな大会やオープン大会では、ラケットを細かく確認されない場合もあります。ただし、確認の方法は大会によって異なり、検査されないことが使用の適否を保証するわけではありません。
日本卓球協会主催の大会など、用具の確認が行われる大会に出場する際は、特に注意しておきましょう。
普段使えているラケットでも、試合で指摘される可能性があります。大会前に外周と表面を点検し、不安があれば主催者や審判員へ確認しておくと安心です。
参考資料
- 日本卓球協会『日本卓球ルール』ラケットに関する規定
- 『卓球競技の審判方法/審判員の手引き 2025年改訂版』5.1.1、5.3、5.4
※外周の「±2mm」は許容範囲の目安であり、すべての傷や欠け、はみ出しを認める基準ではありません。